気圧変化と”場の空気”を読む耳の役割|ただいま絶賛発達中 発達する眼鏡イノチグラス
2019.10.12
内耳と言われるいわゆる三半規管には気圧を感じるセンサーがあります。鼓膜の内側の圧が変化することで、自律神経系に影響を及ぼしていると考えられています。
台風はめっちゃ低気圧なので、内耳から脳に信号が行って、基本身体はお休みモードになります。大きな台風が来るときは無理に外出せずに、家で安全に過ごせるようになっているんですね。
台風が来るのを目で見てわからなくても、”耳で見て”わかるようにできているのだとしたら、体の仕組みというのは本当によくできています。
内耳には他に「音をきく」「バランスを取る」という役割もありますので、聴覚過敏や平衡感覚のアンバランスがあると、気圧に対する敏感さを持ちやすいので、わずかな気圧の変化に対して体調を崩しやすかったりします。
内耳器官の一部が、進化的に魚のエラや腹部から発生しているので当然と言えば当然ですが。
耳が敏感な方は、それに加えて「場の空気」にも敏感です。
ですから少しでも不穏な空気が漂っていたり、表面的に取り繕って成り立っているような人間関係の場に行くと、なんだかわからないけれどもその場にいられないような感覚になったりします。
【空気を読むのが耳の役割です。】
そんなわけで発達障害を持つ人は、耳の弱さ(または過敏さ)とともに、場の空気を読めなかったり、敏感すぎたりします。
そんなときに有効なのは
◯耳のマッサージ
耳介などを指で摘んだり、耳を優しく蓋をするようにしたりして、気持ちよくマッサージすると、内耳圧が調整されたり、三叉神経の過緊張にききます。
◯頬骨や目の周りのタッピング
目の下のあたりやこめかみ、側頭部、頭蓋骨全体を、優しく触れるか軽くトントンするかしてください。あくびをしながらすると効果的です。絶対に「痛くないように」、気持ち良い範囲で。
時間は10秒でもこまめにすると、いいですよ。
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