ビジョンと心の発達と明るすぎる問題|ただいま絶賛発達中

講演のときに口酸っぱくして繰り返し申し上げている

「夜は暗く。リビングの電球を一つ消す。少し減光する。からでもいいので、とにかく夜は夜らしく過ごして下さい。」

明るすぎることで、脳も身体も緊張しっぱなしだったり体内リズムがくるっている人が増えているんだろうなぁと感じています。

心が休まる前に、目が休まる暇がない。
そしてくらやみでしか使わない感覚を使わなくなっているのです。

ビジョントレーニングも、視覚認知トレーニングも、医療・教育界隈ではやっていますし、それは悪いことではないと思うのですが、目をどんどん使って動きをよくしよう、もっと見えるようになろう、というハイパフォーマンスばかりを求めすぎる風潮には、私としてはかなり危機感を持っています。

目には昼担当の錐体細胞と夜担当の杆体細胞があります。

錐体細胞ばかりを使うようなトレーニングが今流行っているということです。

錐体は600万個。
桿体は1億2千万個。

視細胞の95%を占める桿体細胞の発達状態は、「安心・安全」を感じる感覚と関わっているので、

見ることばかりを優先しすぎた視覚のトレーニングは

「不安なハイパフォーマー」

を量産しているように、ぼくには見えます。

瞑想に静の瞑想と動の瞑想があるように。

人体に交感神経と副交感神経があるように。

地球には、光と闇があるのです。

朝は太陽、夜は月明かり。

見ることと見ないこと。

この経験をすっ飛ばして、「良い発達」というのはありません。

内側の幸せは、くらやみから。
外側の喜びは、あかるさから。

世界はコントラストでできているのだということを思い出してください。

光と闇の両方があって

白と黒の両方を知ることで、

私達は「同じ」と「違う」に気づくことができる。

「同じ」と「違う」を経験することが発達なのだと

思い出しましょう。

電気や照明という便利な道具を手にして使うことを選んだ私達大人が、子どもに対しては、「明るすぎる問題」から自分の目と身体を守るすべも同時にしっかり伝えていくことが本当に大事なことだと考えています。

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