スマホ見すぎ、なんで眼に良くないの?|ただいま絶賛発達中

「スマホを見すぎて急性斜視になる子どもが増えている」と話題になっているようです。スマホを見すぎると何がどう具体的にリスクになるのか、発達する眼鏡の観点から紐解かせてもらうとしたら、スマホの見すぎは【目から始まる自律神経失調状態】です。

まず、大前提として7歳くらいまでの子どもの目は、近くを長い時間見続けるためにはできていません。そもそも、本を読んだりスマホを見たりし続ける事ができるようになる準備は7歳くらいにようやく整います。その理由の一つが、7歳くらいまで一般的に遠視気味なので「遠くを見るため」の目なんです。野山で駆け回って、虫見つけたり、木の実見つけたり、飛行見つけたり(すごく遠い飛行機も真っ先に見つけませんか?)するのが仕事なようにできています。

だから、6歳以下の子どもにスマホを与えている時点で、めっちゃ変なことしているんです、そもそもが。

6歳以下の子供がずっとスマホ見続けるというのは、いってみれば、

バッファローマンにミートくんが一人で立ち向かったり、
シャア専用ザクにハロが一人で立ち向かったり、
男塾塾長江田島平八にあなたのお子さんが一人で立ち向かったり、

するのと同じくらい無茶なことをやっている、ということをそもそも知っておいてほしいのです。自分のお子さんに誰もそんなことさせませんよね?でも、スマホは平気で1時間でも2時間でも見させてしまうんです。

え、よくわからない?? 例えがおかしい??

では、小難しい目の仕組話をします。
スマホを見続けると3つの目の筋肉が頑張るんです。

1,眩しくないように瞳孔を絞る力(瞳孔括約筋)
2,両目で見るために寄り目する力(内直筋)
3,手元にピントを合わせる力(毛様体筋)

つまり

1,ちょうどいい明るさにして
2,2つの目(カメラ)をしっかり使って
3,鮮明な画像にする

って作業をほぼ「無意識(不随意)」でやるんです。

そして問題は、この筋肉がどんな神経によって働くか、なんです。

無意識でやってくれているということは【自律神経】が関わっています。

それで、その自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていますが、スマホを見続ける際にどうなるかというと

1,ちょうどいい明るさにして【(瞳孔括約筋)=副交感神経】
2,2つの目(カメラ)をしっかり使って【(内直筋)=副交感神経】
3,鮮明な画像で見る【(毛様体筋)=副交感神経】

気づかれたと思いますが、全て副交感神経が関わります。
副交感神経=リラックスしたときに機能する筋肉を使います。

ここでおかしい事に気づきませんか?

スマホを見続けている子どもはリラックスというよりは「興奮」または「目がギラギラ」していますよね?そう、そういうときには本来、交感神経=緊張・興奮がスイッチ・オンになるのです。

もうおわかりですね。スマホを見続けるというのは、どちらかというと興奮・緊張状態になっている子どもが(そのときは交感神経が優位になるのですが)、実際に目の筋肉は副交感神経からの司令によって動く筋肉を使わないといけないんです。脳からの司令と使う筋肉が一致しない、すごい葛藤状態が体内で起こってしまうはずですね。

つまり近くのものを見続けるときには、リラックスできるような活動だと脳と身体が一致します。例えば、お母さんに抱っこされて(^^)を見ながらお話する。読み聞かせをする。心地よい環境でお絵かきする。自分のペースで積み木をする。などです。

スマホとか、仕事でのパソコンとか、緊張・興奮状態になる=交感神経優位ようなことのほうが多いと思うんですが、本来「近くを見る」という活動は、安心・安全に家族や仲間と過ごすというようなリラックス=副交感神経優位の活動の際にすることなんです。

スマホを見る時間が長いということは、自律神経系の混乱が起こっている可能性が高い、ということになるのだと考えています。

そしてその混乱を処理しきれなくなったときに、斜位、斜視、複視、瞳孔不調、調節不良などといわれるような目の問題を起こすことで代償します。でも、本当は、もっと身体全体のアンバランスが起こっています。まずは、呼吸をとめたり浅くすることで乗り切ろうとします。次に感覚を閉じたり、過度に過敏にして対応します。筋肉的な問題、特に斜視というのは、僕の意見ですけれど、問題のほんの表面的な一部を見ているだけに過ぎません。

発達する眼鏡のカラーレンズを使うことで、瞳孔括約筋を過度に頑張らせなくてすむことで、この不一致/葛藤状態が解決できる人が多いのだろうと僕は考えています。

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